かっぱのおすすめ漫画
怠けの権化であるかっぱにとって、行動する力を奮い立たせる貴重な趣味のひとつに、読書があります。
といっても、ひと様に誇れるようなインテリジェンスがあるわけでなく、主に文芸書と漫画、あとは図鑑などがほとんど。しかも、ジャンルは自分の好きな物事に偏っているので、決して「読書家」と名乗れるものではありません。
そんな、ちんまい了見の井戸底で、ぺらりぺらりとめくる本ですが、知人友人に勧めると、それなりに好評だったり良い作品であると話に花が咲いたりするので、「読書好き」とは公言できるかもしれません。
ただし、好評を得ているのは書籍自体で、作者ご本人をはじめ、その魅力を創り出しているのは作品づくりに携わった方たちのはずなのに、それをたまたま知ることができただけで、そこに自分の手柄も加わっているかのように錯覚して、密かに愉悦に浸っているトンデモ野郎であります。
さて、前置きが長くなりましたが、そんなかっぱが最近とても楽しみにしている漫画作品がありまして、先日最新刊が発売されておりましたので、ここで勝手におすすめさせていただきます。
その作品の名は、「妖怪戯画」
https://www.shogakukan.co.jp/books/09127690
名前からも妖怪好きが滲み出ているかっぱにとって、
タイトルからして直球ど真ん中な作品(実際、本屋の店頭で一目惚れ)なのですが、中身もすんごく面白い。
未熟な私の語彙力では、作品の素晴らしさを上手に表現できないため、詳しくは語れません。
ただ、少しでも魅力が伝わればと思い、やんわりご紹介。
ストーリーは、妖怪と人間との関わりが主になり、笑えるものからゾッとする話、哀しい話や泣ける話まで、とっても盛りだくさん。
また、個人的にすごく好みな画風は、妖怪たちを恐ろしい姿から可愛らしい姿まで、自在に描き分けておられるため、ストーリー性と相まって作品の素晴らしさを何倍にも膨らませているのであります。
現在、第4巻までコミックスが発売されていて、基本的には1話完結で1種の妖怪にまつわる物語で構成されているので、どのコミックスからでも楽しめるのが、連続する物語もあるので、ぜひぜひ第1巻からお読みください。
もちろん、ニャン丸にも勧めているのですが、妖怪以上に不可思議なこの生き物は、かっぱがはしゃぐと妙に醒める性分でして、せっかくの素敵な出会いを保留しつづけている、とんだおたんこなす。もったいないお化けに説教されたらいいのに。(作中に出てくるかは、気になる方は作品を楽しみながらお確かめください。)
いや、本当にすんごい面白いから!!